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いますぐ打てます

This is 囲碁  [P3/4]

   石の「生き死に」

  石は囲まれると取られてしまうとお話ししましたが、
  囲まれても取られない魔法のような形を紹介しましょう。
  12図 まわりを真っ黒に囲まれた白石13個。
  ところがこの白石、黒がどう手出ししても取ることができません。なぜでしょう?


12図

  13図 白を取ろうと黒1に打ったとしましょう。
  ところがこれはタテヨコ4つの呼吸点をふさがれた点。
  これは禁じ手で打てないのでしたね。
  黒1の瞬間、白を取れないこと(aがあいている)に注目を。
  同じ理屈で黒1でaにも打てません。
  つまり黒から何も手出しできないということ。
  この白石を囲碁用語で「生き」と呼びます。
  碁は最終的に地の大小を競うゲームですが、
  そのためには働ける石が多い方が断然有利です。
  この「生き」さえ覚えてしまえば、もう入門は卒業したも同然。
  頑張ってマスターしてください。


13図

  14図 前図の“2DK”は生きていましたが、
  さてこちらの“1LDK”は生きているのでしょうか?


14図

  15図 結論からいうと、白は取られています。
  これを「生き」と対照して「死に」と呼びます。では、なぜ死になのか?
  たとえば黒1と打ったとしましょう。
  これは2の点があいているので禁じ手ではありませんね
  次に黒2と打たれては全部取られてしまうので、白は2と取る。そこで・・・・・・。


15図

  16図 そこで黒3と打てば、そう白を取ることができるのです。
  黒は一個の石を犠牲にしただけで、こんなにたくさんの白石を取ることができました。
  これでおわかりでしょう。スペースは狭くとも“2DK”あれば生きますが、
  “1LDK”では死んでしまうのです。
  やっぱり石も“プライバシー”を大切にするものなのですね。


16図

  17図 それではもうひとまわり広いこの白は黒1と打たれると、
  生きているでしょうか?
  この黒1を取ろうとして白からaに打つと、たちまち黒bで全滅。
  つまり白からは手出しができないのです。
  相手が放っておくのなら取りにいけばいい。
  黒1の後、aと打てば前図の形に戻り、白はやっぱり取られる運命なのでした。


17図